ROMAN KHABKO
ローマン・カブコ
罪と罰
インテル
ローマン・カブコの若い頃についてはあまり知られていないが、彼は80年代にソビエト体制に暗殺された、ウクライナ人のガソリン密輸入者の息子だという話が伝わっている。彼の名前は80年代後期にニューヨークのロシア系ギャングの用心棒として働いていたころに名乗り始めた偽名だとされている。彼は父親の死後間もなく、叔父と暮らすために移住していたのである。
ニューヨークでカブコは、時には現地の刑務所のいくつかで過ごしつつ、またたく間に無慈悲な用心棒としてその名を広め、ロシアン・マフィアのアメリカ支部の一員としての地位を高めていったが、ある麻薬取引が失敗に終わり4人の麻薬取締局員が死体で発見された後にニューヨークを去った。
ロシアに戻ったカブコは、組織売春と人身売買に関与し、前途有望な政治家や訪露した各国の高官に若い男女を売り飛ばしていた。彼の顧客が外交官や裕福なビジネスマン、高位のロシア人政治家を含む、一流政界人に移り変わるのに時間はかからなかった。
ある時ついに一線を越え、高位の外交官を脅迫したため、ロシア政府はこれに迅速に対応しカブコは逮捕された。彼はペルミ14の名で知られる、僻地の民営刑務所に収監され、そこで10年間過ごした。ついには刑務所長がほとんど不在だったこともあり、刑務所の大半を彼が牛耳ることとなった。
ただ最近は寄る年波に勝てなくなってきたようだ。カブコは温暖な場所へ戻りたがっており、残りの財産を夢の実現のために投資するつもりだ。彼は刑務所長のレズニコフに数百万ドルもの贈賄を持ちかけ出所を目論んでいる。
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