SILVIO CARUSO
シルヴィオ・カルーソー
明日の世界
インテル
シルヴィオ・カルーソーは世界で最も優れた幹細胞研究の天才だと言われているが、その性格は実に神経質で、不安障害や対人恐怖症に悩まされている。
地方貴族の末裔であるカルーソーは三兄弟の末っ子である。母のイザベラは自由奔放な大学研究員だったが、早くに夫を亡くし、その後も再婚することはなかった。シルヴィオの双子の兄いずれもが家を出てこつぜんと姿を消すと、イザベラはシルヴィオに厳しく接するようになり、彼を激しく束縛するようになる。数年に渡り、イザベラは内向的で引っ込み思案、かつ精神的に弱いシルヴィオを虐げ続け、彼から一切の自信を奪うことで、自分に尽くすよう追い込んだ。
母親からの心理的虐待を受け続けたシルヴィオは、強い女性恐怖症を抱えることになってしまった。無論これはイザベラにとって好都合であった。母親に大して強い愛憎の入り交じった感情を持っていたが、反抗するだけの力を持たない自分自身を疎ましく思っていた。
2年前、イザベラは睡眠中に死亡した。その死因は自然死と思われている。その直後、エーテル・コーポレーションはカルーソーに、ある研究プロジェクトの指揮を執るよう依頼した。それは世界中の人間のDNAを標的にする、不可視かつ破壊できないウイルスを作ることであった。近代戦争と世界のパワーバランスを変えることができるものである。
このアイデアはカルーソーに強い衝撃を与えた。彼は幼い頃からいじめられ、女性からバカにされ、母親に操られ続けた人生を歩んできた。しかし、この「兵器」を使えば、自分の弱い立場を逆転させることができる。シルヴィオは家から出なくてもいいようにと、彼の屋敷に最新鋭の研究所を建設するようエーテルに頼み、完成後直ちに研究を開始した。
シルヴィオ・カルーソーの性格は控え目で扱いにくく、強い野心を持つ時もあれば、ひどい不安に襲われる時もあるようだ。突発的に話し出すタイプで、人付き合いが苦痛で仕方がない印象だ。
この標的は一見無害に思えるが、決してそうではないと我々が保証する。
DNA特異型ウイルス
シルヴィオ・カルーソーのDNA特異型ウイルスは世界でもっとも精度の高い兵器といえる。
自然な状態では、そのウイルスの持つ感染力と攻撃性は非常に高い。しかし、標的のDNAが仕込まれると、理論上ではウイルスは再現なく拡散され、世界中の人々を感染させることが可能だ。そのウイルスは人の目につかず、発見されることもなくその体から出て行く。
現在のプロトタイプではDNA特異型による発症の限定化はできたものの、生存力の面で問題があり、短距離間でしか活動することができない。
エーテル・コーポレーションはこのウイルスを現状を打破するビジネスチャンスとしてみているが、我々の情報によるとシルヴィオ・カルーソーは別の見方をしているとのことだ。彼にとって、このウイルスは戦うすべのない一般人が使える、世界の力の均衡を変えるほど強力な武器なのだ。
武装/非武装
非武装
メモ
屋敷の庭でゴルフをしたり。ステージにある大きな屋敷の所有者である関係か、エルーシブターゲットやボーナスミッションでもターゲットと関連を持っていたりします。
関連人物
登場ミッションの記事
関連検索
Silvioを検索
Carusoを検索