DMITRI FEDOROV

ドミトリー・フェドロフ

ドミトリー・フェドロフ DMITRI FEDOROV

北海道雪まつり

インテル

従軍経験を持つ元武器商人であり、構造工学の学位を持つドミトリー・フェドロフは、爆発物のエキスパートだ。モスクワでロシア連邦軍高官の家系に生まれた彼は、ほとんどの時間を旧ソビエト連邦の軍事基地で過ごし育った。父とその世界への堅実なアプローチをいたく崇拝していたドミトリーは、おのずと指導者たる人物に成長し、入学できる年齢になるとすぐに陸軍士官学校に籍を置いた。

工学の学位を取得し卒業、その後は並外れた情熱と異常な残忍性を武器に軍では順調にキャリアを積んだ。しかし最終的にはフェドロフによる若手兵士への虐待を暴露した同僚との確執により、彼のやり方は自身のキャリアの首をしめる結果となった。フェドロフは信用を失い軍を追放され、父に勘当を言い渡された。絶望の淵にあった彼はわずかなツテを頼りに、旧ソビエト時代の武器を手に入れ、それを世界中の紛争地帯に売り始める。そんな努力もインターポールの介入により中止を余儀なくされ、部下たちを切り捨てることによってなんとか当局の手を逃れた。

彼は残った金でロシアと中国にある花火工場を買い上げ、企業や富裕層向けにオーダーメイドの花火製造を開始した。安全性に欠ける工場では、1ヶ月ほど前に従業員が犠牲になる事故が複数発生し、フェドロフがいた工場では建物が爆発した。彼は現在、北海道のガマ病院で治療を受けており、保険金が振り込まれるのを待っている状態だ。保険金は引退生活を送るのに十分な額があると思われる。