GUILLAUME MAISON

ギヨーム・メゾン

ギヨーム・メゾン GUILLAUME MAISON

最後のYARDBIRD

インテル

インターポールで訓練を受けたギヨーム・メゾン（別名キングフィッシャー）は、熟練した侵入のスペシャリストだ。さらに、偽造と詐欺のエキスパートでもある。70年代後半の青春時代は、あらゆる他人になりすまし、発展途上国のスラムツーリズムを希望する金持ちから金をだまし取って過ごした。しかし、アフリカでの彼の更に深い闇が表出し、殺人罪で起訴され、また別の人間になりすまして逃げ出した。

その後、フランスに戻り警察官になると出世を続け、最終的にはインターポールに所属。この新しい仕事を真の情熱の対象である不法侵入を行うためのカモフラージュとして巧みに利用し、自分以外の人間に疑いを向けさせた。これがアレクサンダー・コヴァック率いるYardbirdsの目に留まった。メゾンが公式にYardbirdsの一員になったのは80年代前半。90年代を通して、インターポールから引退するまで組織の活動を続けた。Yardbirds時代、メゾンは組織の成功にとって欠かせない存在だった。インターポールでの立場を利用して新しいターゲットの情報を得るとともに、嫌疑が組織のメンバーにかからないようにしていたのだ。シャマール・カジノ事件の始末は困難ではあったが、コヴァックの助けと助言を受け、容疑を他の窃盗団になすりつけることに成功。インターポールが襲撃する際、身代わりとなった組織のメンバー全員が死ぬように仕向けた。

その後大邸宅を購入し、オーストリアで悠々自適の生活を送っている。しかし、金が底を突き始めたため、ラングに娘の結婚式を自分の邸宅で行うよう持ち掛け、この機にラングとリーを説得し、カジノ強盗で手に入れた大金の入った金庫を開けるつもりでいる。