BLAIR REDDINGTON

ブレア・レディントン

ブレア・レディントン BLAIR REDDINGTON

大蛇の抱擁

インテル

裕福な特権階級に生まれたブレア・レディントンは、何事も自らの思い通りになることに慣れている。ニューイングランドのレディントン一族の血統は、最初の入植者たちがやってきた時代までさかのぼる。その一族はある種の特権を持ち、そのおかげでブレアも大きな恩恵を受けながら育った。世の中の過酷な現実にさらされることもなく、ブレアは他の誰よりも上位にあって当然として育った。

彼は幼いころから多くの国々を訪れ、金で買える最高の教育を受けて、上流階級の人々の中でも最高の人生を送ってきた。しかし、現在のレディントンの富は負債奴隷や労働者からの搾取、外国人たちの買収などによって築き上げられたものだと明らかになった時、その偉大なるレディントンタワーは人々の敬意を失い崩れ落ちた。

一族の名に泥を塗ったことにより、ブレアは自力で生きていくことを余儀なくされる。突然世界中のメディアのターゲットとなったブレアは、大学時代の友人たちを頼り、全てから逃げ出してベトナムにある彼らのハンティングロッジに加わる。ここでも彼は贅沢な習慣を止められず、自分自身で金を稼ぐ必要に迫られる。ザ・ロッジは、彼にアフリカで組織的な密猟を行うよう提案する。彼は素早くマニアのネットワークを作り上げ、あらゆる種類の野生動物の禁制品を入手し、瞬く間に引く手あまたの人物となる。

アフリカでの彼の密猟ビジネスは急速に拡大し、単なる象牙の密猟から世界中の珍しい動物やその一部を、裕福な顧客のために手に入れるようになる。そしてその恩恵は、報酬だけに留まらなかった。再び彼の前に、上流階級の世界への扉を開いたのだ。

レディントンはビジネスの源になるならいかなる人物とでも仕事をする・・・暴君や死の商人、麻薬王であろうと。最近では、彼のガイドが危険な動物によってひどい怪我を負わされる事例が相次いでいて、よりリスキーな狩りを行うために彼が地元の人間を囮に使っているのではないかと憶測されている。