LHOM KWAI

ロン・カイ

ロン・カイ LHOM KWAI

ペンと剣

インテル

10年前の第一次トゥンガン・バレー遠征に参加し、数々の勲章を受けた陸軍大尉Lhom Kwai(ロン・カイ)は、任務を成功へ導く方法を知り尽くした男だ。

カイはトゥンガン・バレー近郊の小さな村で生まれた。彼の持つ秘密裏にどこへでも侵入できる能力は、幼い頃家族に強要され、村の食糧確保のために天の警護の指揮官が保有する保管施設や倉庫に侵入したことで培われた。そのような仕事はあまり気が乗らず、ロン・カイは密かに人生の転換を、すなわち天の警護での仕事を望むようになった。彼は天の警護の施設内で何年も、写真を見たりラジオから流れるプロパガンダに夢中になって聞いたりするうちに、自身の家族がポー家を転覆させようとしている反乱軍の一員に違いないと確信するようになった。そこである夜、彼は村を抜け出して家族の反逆行為を告発するべく、証拠を携えてはるばる首都まで赴いた。ロンは天の警護の指揮官への貢献を認められ褒美を受け、自ら家族の公開処刑に参加した。

その後間もなく、軍事訓練プログラムに入隊、好成績を収めて4年後に卒業を果たした。「龍の目」はトレン・ポー皇太子のお気に入りで、数年前に反乱軍の攻撃からスン・ポーを守り片目を失った後にその通り名を得た。当時、陸軍軍曹だった彼の尽力に感銘を受けたトレン・ポーは、名誉勲章として黄金の義眼を作らせて彼に授けた。

カイは現在、中国と関係の深い犯罪組織に関する知識と巨大な人身売買ネットワークへの繋がりを持つ、潜入のスペシャリストとして活動している。