ANTHONY L. TROUTT
アンソニー・L・トロウト
詐欺師たち
インテル
戦争の英雄として勲章を授与された経験を持つトロウトは、中道右派の保守系としてアメリカの穏健派有権者層では高い人気を誇る政治家よ。彼はアメリカの政治勢力の両サイドから、自らの利益にとって脅威だととらえられている。彼らは、トロウトの人気には隠された秘密があると考えているの。
彼の戦歴には疑わしい点があるわ。グレナダで従事した後、彼の記録の大部分は改訂されている。噂では、「味方への誤爆」の結果数百人の市民が死亡した事件に関わっていて、アメリカが侵攻直後に隠ぺいしたのも彼だと言われている。
トロウトはグレナダ侵攻後に退役し、間もなく民間軍事企業CICADAのCEOに就任した。かねてより人を惹きつける人物であった彼は、数年の間にそれに磨きをかけ、政界に進出。彼の「一般大衆向け」のスピーチは、彼の党の中でもとりわけ裕福な者たちの支持を集めた。確かに、彼の出世ぶりは余りに簡単で、ライバルたちは滅多に彼に挑もうとしないどころか、多くの場合屈服したり政界から引退したりするから、脅迫しているのではという噂も流れているわ。でも彼の本当の戦術は、誰も想像だにしない邪悪なものよ。
トロウトとマギーの関係は、10年前、マギーが彼の選挙集会に現れるようになって始まった。最初は単なる偶然のように見えた。マギーは裕福な自己啓発の指導者で、トロウトの熱心な支持者(多くの裕福な人々と同じように)だった。けれども、マギーが裕福な顧客を洗脳しているのではという論争が巻き起こった時、彼らの間に利害関係が生まれたの。多くの政治家は、そういった論争からはすぐに距離を置こうとするものだけど、トロウトは違ったわ。彼は公にマギーを擁護することはなかったけど彼と距離を置くこともなかった。
トロウトはマギーの「呪文」にかかっているのではという憶測も流れたけど、情報によると彼らは共謀関係だと示唆している・・・マギーはトロウトの政治力に有利になるように、法律が及ばない方法でトロウトの政敵たちを心理的に潰しているようだわ。
噂される大統領選挙への出馬に先立って、トロウトは現在ヨーロッパで財界の大物や政府首脳らを訪れる「ツアー」中よ。彼はシルヴィオ・カルーソーを訪ね、断崖の上にある屋敷に少なくとも48時間滞在することがわかっている。
彼の身を守るため、専門の護衛チームがいると考えていいわ。
武装/非武装
非武装
メモ
HITMANでの登場時のミッション名は「コングレスマン / The Congressman」というミッションで、単体のターゲットで出ていました。HITMAN2以降はこの「詐欺師たち / The Deceivers」として、Richard J. Mageeと一緒のミッションになっています。
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