KEN MORGAN

ケン・モーガン

ケン・モーガン KEN MORGAN

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インテル

ケン・モーガンは有力弁護士、企業フィクサー、そしてクロス家のお抱え弁護士である。

英国生まれのニューヨーカーで、ケンブリッジ大学で法律を学んだ。大柄な体格と非情な反対尋問のテクニックから「レンガ」と呼ばれていた。ロンドンの有名弁護士事務所でアソシエイトとして少しの間勤務し、後に有名となるモーガン、イエーツ＆コーン法律事務所を設立した。

モーガンは企業法を中心として活動していたが、とある犯罪事件によって一躍有名人となった。2004年、上流家庭の少女チェルシー・ウィットモアがホームレスを殺害し、ライバルのチアリーダーに罪を着せた容疑で提訴された事件で、彼女の弁護士を務めた彼は無罪を勝ち取った。10年に一度の裁判と称されるこの一件でモーガンは、チェルシーは金満病、別称「金持ちの子症候群」にかかっていたと主張した。

メディア帝国、クロス・ホールディングのオーナーであり、変り者のトーマス・クロスは彼の深い法律知識に感銘し、モーガンを顧問弁護士に任命する。モーガンは次々と勝訴を重ね、エーテル、ハムスン・オイル、クローンシュタット・テクノロジー、ヘイブン・コーポレートサービスといった大企業と契約を結んだ。しかし、公務員への賄賂や目撃者への脅迫といった行為で法律をもてあそんでいるとの批判も出ている。

1年前、ニューヨークのダンボにあるクロスのペントハウスでハンナ・ハイムーアが転落死した事件において、ジョーダン・クロスの弁護を務めた。クライアントによると、モーガンはハンナの死を事故として処理するよう意図的かつ積極的に働きかけ、警察への賄賂やメディアの操作を行ったようだ。その優れた手腕により、ハンナはパーティーでハメを外した女性というレッテルを貼られ、クロスは悲劇の被害者として罪を免れた。

これまで、ケン・モーガンは一度も裁判で負けたことがない。

モーガンは温和でエレガント、話し上手な英国紳士だ。礼儀正しく、一見無邪気な独身者である彼は、セントラルパークが一望できるペントハウスで、パセットハウンドの愛犬ピクルスと一緒に生活している。しかし、油断は禁物だ。ケン・モーガンは自分やクライアントに敵対する人物を法廷で抹殺するだけの能力、意思、リソースを持ち合わせている。