ARTHUR EDWARDS

アーサー・エドワーズ

アーサー・エドワーズ ARTHUR EDWARDS

アンタッチャブル

インテル

アーサー・エドワーズは、プロヴィデンスの2代目コンスタントであったが、パートナーズの死以来、プロヴィデンスを完全に掌握している。

小柄で目立たないエドワーズは、穏やかで、物柔らかな振る舞いの裏に、驚くべき知性を隠している。巧妙で計算高く、人を操ることに長け、追跡不可能な影になるために自らの過去を入念に消した、謎の存在だ。スゴール島で回収されたファイルの一部によれば、エドワーズは1976年に奨学金でロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで学んでおり、後の彼の雇用主のような超特権階級の出ではないことを示している。しかし、コンスタントになる前の人生について分かるのはこれだけだ。初代コンスタントであるヤヌスとの関係を含め、他のことはすべて謎に包まれている。

プロヴィデンスの最高管理者兼最高戦略責任者として、エドワーズはパートナーズに直接報告できた唯一の人物であり、彼らの正体を知っていた。プロヴィデンスのあらゆる策略の陰の立役者であり、パートナーズの指令をプロヴィデンスの構成員に伝える、現場におけるハンドラー集団「ヘラルド」の長だった。

何十年もの間、世界で最も権力を持つ人物の一人として数えられてきたが、その人を見下すようなきざな態度は、根深い劣等感の裏返しでもある。中産階級の実力主義者であるエドワーズは、最終的にパートナーズになれると長い間期待していた。しかし、勤勉に尽くしても、ストイフェサント、イングラム、カーライルからは対等に扱ってもらえないことに気付き、3人を破滅させることを企むようになる。

エドワーズがダイアナ・バーンウッドに心酔しているのは、知性に訴えるものがあるからだろう。ダイアナを知的に同等と見なし、ダイアナを打ち負かすだけでなく、自らの大義に従わせたいというエゴがうずいている。これはエドワーズの弱点であり、らしくもなく判断を誤らせている。ダイアナを信頼することで、エドワーズは一時的にガードを落としている。二度とこのようなことは起こらないだろう。