SEAN ROSE

ショーン・ローズ

ショーン・ローズ SEAN ROSE

フリーダム・ファイターズ

インテル

ショーン・ローズは過激な運動家で、爆弾作りのエキスパートだ。数々の政治テロを行ったことで指名手配されている。

アリススプリングスで生まれたローズは、オーストラリアの奥地で人里離れて活動するマルクス主義者集団の中で育った。団結の息子たちと称する組織はメルボルン出身で過激な思想を持つ経済学者によって創立され、ローズの母は彼の信者だった。ローズが外部の人間と初めて接触したのは10歳の時、集団がAFPのエージェントに急襲された時であった。

幼いショーン・ローズは保護され、複数の里親家庭を転々とした。16歳の時、カナダの左翼活動家と恋に落ち、彼女を追ってバンクーバーに移住。そこで過激な環境活動家集団に加わった。彼らの思想や主張が自分の考えに合ったのだろう。しかし暴力的な性格のため、集団の大半とは仲が悪かった。怒りっぽく、内向的ではあるものの、社会生活を送る上で問題はなかったため、文明の拡散と戦い、人々をあるべき自然の姿に戻そうとする無政府原始主義のテロ集団、素朴なる軍隊にとっては最高の新兵となった。

ローズは数年かけて爆弾作りを学び、世界中で起きた、被害者を出さない爆弾テロの黒幕となった。しかし2008年、無人だったはずのオークランド庁舎を爆破した際、不幸にも大人2人と子ども7人を殺害してしまう。ローズが姿をくらまして間もなく、素朴なる軍隊の指導者たち全員が拘束された。

フリーで活動を始めたローズは、様々な政治・環境テロ集団へ、分け隔てなく爆弾を提供した。ハムスン油田の爆破を受け、インターポールは彼を追う特殊部隊を編成した。対テロ専門アナリストであるペネロペ・グレイブスがその部隊の指揮を執っていたが、不可解なことに彼女はローズに寝返ってしまう。

ローズはそれから数ヶ月間、姿をくらましていたが、9日前にニューヨークで目撃された。メディア王トーマス・クロスが息子ジョーダンの葬儀中に拉致・殺害された事件に関与したとされている。オリヴィア・ホールのデータから、ローズはコロラドの農場で傭兵を率いていることが判明した。影のクライアントからもたらされた人物像と、今回の手口は必ずしも一致していないが、現時点ではローズが容疑者の最有力候補である。

他の熱心な活動家同様に知的で冷徹だが、高い感受性を有している。闘志ある理想主義者で、象徴と主義に憧れを抱く。自信家かつ情熱的で、自分の正当性を信じてやまない。天性の扇動家で、物事を白黒で判断し、自分とは異なる意見に大してはめったに耳を貸さない。用心深い性格で、親友はフリーの暗殺者である恋人のアルマ・レイナードを含め、ごく少数だ。

ローズは極度の潔癖症を患っており、細菌や汚れを過剰に気にする。また、とても几帳面な性格で、物事のバランスや時間管理を徹底している。普段は症状を抑えられているが、ストレスで不安発作を起こすことがあるようだ。おそらく、これが彼のアキレス腱となるだろう。